「はせっぷ」とはHazard Analysis and Critical Control Pointと言う英語であることは、よく知られている。
また食品工場などでよくISOなどと合わせて認証を受けていたりするが、過去、日本の食品会社、大手で認証を受けているにもにもかかわらず、文書作りやポスター、さらには、働いている「人」でなく設備など資金でとるところがほとんどではないかという、穿った見方をどうしてもしてしまう。
確かに高価な設備やまた優秀で高価な認証機関に指導を頼むなどすれば、済むこともある。
写真は「万能ネギ」を束ねた輪ゴムです。
ビニールの中にあるのは先日、異物混入のクレームで入ってしまっていたものです。
どこの会社もクレームがあれば凡そ謝り、場合によれば等閑な雛形で報告書を作成し販売先に届けるだけである。
会社にもよるが本質より文書が必要なところも多いのが世の現実である。
この輪ゴムについて一般的にとる処理は
1.輪ゴムを数えて使用量と合わす⇒これで混入をなくする
2.集めたものを事務所で確認の上、廃棄する⇒証人作り、
3.作業表を作成し作用者のサインと承認者のサイン
写真を撮り、報告書に添付し、「善処します」の文言で完了であろう。
ふぁいんふぁいんでは上記の1.2.3.も対処として考えはしたが、一般的な普通のやり方でしかないことを踏まえている。
また、市場流通の汎用品を使うことでいろいろな農産物の中に髪の毛、留め金、輪ゴム、などなど混ざっていることがいくらでもあり、現実、そのようなものを止められるわけもない、大量に同じものを作るのであれば可能かも知れないが、それでも例外は発生する。
ふぁいんふぁいんでは上記の1.2.3.以上に
4.現場の掃除にブロア、バキュームを使用する。
5.平トレイに移し、目視の方法を変える。
6.蓋つきの包装資材専用ゴミ箱を備える
というやり方が妥当、かつ、合理的であることに着目する。
加工技術や商品において「経験」という名のおざなりな時間をすごしていては未来はない、人間を創る上で独自性と洞察力、観察力、改善力という才能を開花させ、鍛えなければ設備と凡人で充分である。